若者に人気“原宿化する寺”深大寺(じんだいじ)完全ガイド!アクセス・そば・周辺観光スポット
ホテルレビューン事務局

東京郊外・調布市にある「深大寺(読み方:じんだいじ)」が、いま若い世代の間で注目を集めています。
由緒あるお寺として知られ、奈良時代から続く1300年の歴史を誇る深大寺ですが、最近では週末になると参道に行列ができるほどの賑わい。
古き良き寺町が、いまや「原宿化」していると話題に。
古民家カフェやクラフトショップが並び、参道全体がフォトスポットに!
まるで竹下通りのように人が行き交う中、伝統とトレンドが交わる新しいカルチャーが生まれています。
今回は、アクセスやモデルコース、周辺の立ち寄りスポットまで、深大寺の魅力をたっぷり紹介します!
目次
1.なぜ人気?古刹とカフェが融合する新しい寺カルチャー
深大寺の人気の理由のひとつは、伝統と今っぽさの絶妙なバランスです。
参道沿いには老舗のそば店が並ぶ一方で、古民家をリノベーションしたカフェや、手作り雑貨のショップなども点在。
香ばしいそばの香りとコーヒーの香りが混ざり合う参道は、まさに“古き良き日本”と“今の東京”が交わる場所。
SNS世代にとって、写真を撮りたくなる空間がそこかしこにあるのも魅力です。
参道全体がフォトスポット

紅葉が美しい秋には、参道全体がフォトジェニックな空間に変わります。
石畳に差し込む木漏れ日、風に揺れるのれん、そして境内へと続く静かな階段。
どこを切り取っても素敵な光景が広がり、週末にはカメラ片手の若者や、着物レンタルで街歩きを楽しむグループも増えています。
季節に合わせて、そばまつりやスタンプラリーなどのイベントも開催されています!
Instagramでは「#深大寺そば」「#深大寺カフェ」といったタグが急増中で、トレンドスポットとしての存在感を高めています。
2.「深大寺」ってどう読むの?
「深大寺」って、実は読み方に迷う人がとても多いんです。
正解は じんだいじ(Jindaiji)。
地元の人や常連さんにはおなじみの呼び方ですが、初めて聞く人は「しんだいじ?」「ふかだいじ?」と読んでしまうことも。
この名前の由来は、深大寺が祀るご本尊「深沙大王(じんじゃだいおう)」にあります。
「深沙(じんじゃ)」の音が転じて「深大(じんだい)」となったのだとか。
そのため「深大寺」は“深沙大王を祀るお寺”という意味を持つ、由緒ある寺名なのです。
歴史的にも、奈良時代にまで遡る古いお寺で、調布市の地名「深大寺元町」もこの寺から名づけられています。
ちょっとした豆知識ですが、旅先で「じんだいじ」って自然に言えると、地元の人にも「通だね!」なんて思われるかもしれません。
3.名物「深大寺そば」と甘味の食べ歩き

深大寺といえばやはり名物の「深大寺そば」。
地元産のそば粉を使った手打ちそばは香りが高く、のどごしも抜群です。
食後にはそば粉を使った団子やまんじゅう、抹茶ソフトなどの和スイーツを楽しむ人も多く、食べ歩き目当てに訪れる若者も少なくありません。
“寺カフェ巡り”のような感覚で歩けるのも、他の寺院とは一味違うポイントです。
4.編集者厳選!オススメのモデルコース
10:00 吉祥寺駅を出発!深大寺へ向かおう
中央線・京王線を使って吉祥寺駅から調布方面へ。
バスを乗り継いで約30分ほどで、緑に囲まれた深大寺エリアに到着します。
都心から少し離れるだけで、空気がぐっとやわらかく感じられるはず。
10:30 【八起】でほっと一息、できたての団子を

引用:調布どっとこむ
参道に入ってすぐ目に入るのが、名物のだんごとまんじゅうを販売する「八起(やおき)」。
炭火で焼かれたみたらし団子や草だんごは香ばしく、歩きながら食べるのにぴったり。
午前中は比較的空いているので、最初の立ち寄りスポットにおすすめです。
10:45 【むさし野深大寺窯】で“らくやき”体験


少し進むと見えてくるのが、手軽に陶芸を楽しめる「むさし野深大寺窯」。
素焼きの器や湯のみ、招き猫などに自由に絵付けができます。
※人気のため10時半には受付終了してしまう日もあるので、訪れるなら早めの時間がおすすめ!
旅の思い出づくりに、自分だけの“深大寺焼き”を残してみては?
12:00 【青木屋】で名物・深大寺そばを堪能

引用:調布どっとこむ
参道沿いで老舗のそば店として知られる「青木屋」。
地元産のそば粉を使った手打ちそばは香りが高く、外の席からは木々のざわめきや小川の音が聞こえます。
まるで森の中の食堂のような雰囲気で、季節ごとに変わる自然の風景も楽しめます。
天ぷらそばやとろろそばなど、メニューも豊富。
13:00 深大寺境内をゆったり散策

引用:深大寺 公式HP
食後は境内の散策へ。
古木が立ち並ぶ境内は、まるで時間が止まったような静けさ。
名物の「だるまおみくじ(300円)」は、おみくじに小さなだるまがついていて、持ち帰るころができます!
お守りや御朱印も人気で、若いカップルや友人同士で訪れる人も多く見られます。
14:00 【梅月】で甘い締めくくりを

帰り道には老舗和菓子店「梅月(ばいげつ)」へ。
ここの看板商品は、最中のような形をした和スイーツ。
さっくり香ばしい皮と上品なあんこが相性抜群で、お土産にもぴったりです。
参道の石畳を眺めながら、ゆっくりと味わうのがおすすめ。
15:00 吉祥寺方面へ帰路に
境内や参道をたっぷり満喫したら、再びバスで吉祥寺方面へ。
途中、深大寺門前の茶屋でお抹茶をいただいたり、植物公園をのぞいたりしても◎。
半日で“東京の小京都”を味わえる贅沢なプチ旅コースです。
5.実際に深大寺に行ってみました!


具材がたっぷり乗ったそばや、食べ歩きにぴったりな抹茶ソフトクリームを食べました。
香ばしいそばの香りが立ちのぼる湯気に包まれながら、一口すすった瞬間「え、こんなに風味が濃いの!?」と驚き。
食後の抹茶ソフトは、ほんのり苦味があって甘さ控えめで、歩き疲れた身体にしみるようでした。

特に印象的だったのは、木々が頭上を覆うように生い茂るこの道。
まるで森の中の小径を歩いているようでした。
緑に囲まれながら、お店の間をゆっくり歩く時間は本当に心地よくて、「東京にもこんな場所があるんだ」と思わずつぶやいてしまうほど。参拝やグルメだけでなく、歩くだけでも癒される、そんな場所でした。
6.アクセス方法・駐車場情報
新宿から電車一本で行ける“東京の隠れ里”

深大寺が人気を集める理由のひとつが、そのアクセスの良さ。
京王線に乗れば、新宿からわずか30分ほどで到着します。
吉祥寺・三鷹方面からのアクセスも便利で、バス1本で深大寺へ行けます!
所在地・連絡先
〒182-0017 東京都調布市深大寺元町5丁目15-1
TEL:042-486-5511(9:00〜17:00対応)
電車+バスでのルート
出発駅 | バス乗り場/系統 | 所要時間目安 | 下車バス停 | 徒歩での目安 |
調布駅(京王線)中央口 | 11番乗り場 → 調34系統「深大寺」行き | 約15分 | 終点「深大寺」 | 徒歩1分 |
調布駅 | 11番乗り場 → 調34経由「深大寺小学校前」下車 | 約15分 | 深大寺小学校前 | 徒歩5分 |
調布駅 | 12番乗り場 → 吉05/吉06「吉祥寺」行き | 約10分 | 深大寺入口 | 徒歩8分 |
つつじヶ丘駅(京王線)北口 | 丘21系統「深大寺」行き | 約15分 | 終点「深大寺」 | 徒歩1分 |
吉祥寺駅(JR・井の頭線)南口 | 吉04「深大寺」行き | 約30分 | 深大寺 | 徒歩3分 |
吉祥寺駅 | 吉05/吉06「調布駅」行き | 約30分 | 深大寺入口 | 徒歩8分 |
三鷹駅(JR)南口 | 鷹65「深大寺」行き | 約25分 | 終点「深大寺」 | 徒歩3分 |
三鷹駅 | 鷹56「調布駅」行き | 約25分 | 深大寺入口 | 徒歩8分 |
車で来る場合
主なアクセスルート例:
- 中央自動車道「調布インター」から:下車後、国道20号線を新宿方向へ直進 → 「下石原交番前」交差点を左折 → 武蔵境通りを直進 → 「深大寺入口」交差点を右折 → 参道入口へ
- 国道20号線(新宿/環八/仙川方面から):下布田交差点を右折 → 三鷹通りを直進 → 「深大寺小前」で左折 → 約0.5km先で参道入口へ
※正月三が日やだるま市の期間は、深大寺通りで交通規制がかかるため車での来訪は特に混雑が見込まれます。公共交通機関の利用が推奨されています。
駐車場情報
境内には法事・祈願者専用の駐車場がありますが、一般参拝者は周辺の有料駐車場を利用。
平日は比較的空いていますが、土日祝や「だるま市」開催時は満車になることも。公共交通機関がおすすめです。
7.周辺で立ち寄りたい人気スポット
- よみうりランド(稲城市)
四季折々のイルミネーションで有名な人気遊園地。都心から約30分、深大寺からもバスや車でアクセス可能。 - 東京競馬場(府中市)
開放的な芝生エリアや子ども向け遊具も多く、レース開催日以外も楽しめる公園のような競馬場。 - サンリオピューロランド(多摩市)
室内型テーマパークなので天候に左右されずに遊べる、人気のファミリースポット。
深大寺からは京王線を乗り継いで約40分。 - 三鷹の森ジブリ美術館(三鷹市)
世界中のファンが訪れるジブリの聖地。深大寺からバスで約20分ほどの距離にあり、
自然散策と組み合わせて“癒しの1日コース”にもぴったり。 - 鬼太郎茶屋(調布市)
水木しげるゆかりのカフェ&グッズショップ。妖怪たちと写真が撮れる人気スポット。
実は、深大寺エリアは漫画『ゲゲゲの鬼太郎』の作者・水木しげるさんが愛した街としても知られています。
長年暮らした調布市を“第二の故郷”と呼び、作品の世界観を育んだ場所でもあるのです。 - 深大寺天然温泉 湯守の里
“黒湯”と呼ばれる天然温泉。露天風呂や岩盤浴もあり、参拝後のリラックスに最適。 - 神代植物公園(深大寺植物園)

バラ園や大温室が有名。春と秋のバラフェスタは特におすすめ。
開園時間:9:30~17:00(最終入園 16:00)
閉園・休園日:毎週月曜日(ただし月曜日が祝日の場合は翌日休園)・年末年始(12/29〜1/1)
入園料:一般 500円、65歳以上 250円、中学生 200円、小学生以下 無料
(みどりの日・都民の日は入園無料)
- 多摩川BBQエリア(京王フローラルガーデン アンジェ周辺)
手ぶらで楽しめるアウトドア施設。自然の中でBBQやピクニックも可能。
8.まとめ
新宿から電車一本で行ける距離にありながら、
自然・文化・グルメがすべて揃うのが深大寺エリアの魅力。
ジブリ美術館やピューロランド、よみうりランドなど、テーマの異なるスポットも周辺に多く、
どんなタイプの旅にもアレンジしやすいのが特徴です。
「午前はカルチャー、午後は自然と食べ歩き」
そんな東京の“癒しエリア”を、『古くて新しい深大寺流の原宿化』として次の週末プランに取り入れてみてはいかがでしょうか。
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